製作:森さとし

タミヤのT-55″ENIGMA”っす。随分前に電撃ホビーマガジンで製作させて頂いたモノです。製作時に編集担当さんから、”タミヤから、エニグマが出るんですが…エニグマって知ってます?”と…噂程度には…と言う感じの戦車でして、そもそも、イラク軍モノをあまり知りませんでした。ただ、ソ連のT-55、T-60とかは好きだったのでチャレンジっす♫昔、ホビージャパンでT-60をT-55に改造した作例をリアルタイムで見てたので、T-55が発売された時には速攻で買ったモンです。

そもそも、このエニグマ、私のイメージでは、イラク戦争時、米軍のM1A1エイブラムスに演習場の的の様にやられる”Theヤラレメカ”だったのですが、色々調べてみると、非常に魅力的な戦車なんですネェ…戦争時、既に超ロートル戦車だったのですが、武器の見本市ではT-55のアップデイトキットが毎年の様に出ていたらしく…

しかし、いくらアップデイトしても、ロートルはロートル…なんか、親近感を感じる戦車っす。(^_^;)でもね、造形的にはカッコイイんです♫安価で効果の高いスペースドアーマーを大胆に配した新しさとロートルの融合がイイっす♫

製作の方は、当時、追加パーツのテストショットが送られて来たので、私の蔵出し”限定版フリウル製メタル履帯付きタミヤT-55″を使用してます♫いつも、電ホビのAFV作例は、エッチング パーツ等の使用NGなんですが、この時はメタル履帯OKでして…まぁ、タミヤがセット販売してますしね♫

基本的には、キットストレート組みですが、若干のディテールアップはしてます。グリルネットは自作してます。ソ連、ロシアの戦車は履帯のたわみが歴代特徴的ですので、メタル履帯の効果は絶大っす♫

T-55はタミヤ屈指の名作キットですね♫
グリルは自作しました♫

塗装ですが、現用AFVなので、ある程度netで調べると資料画像とか出てきます。特に海外のサイトでは、戦場写真、詳細写真が多く掲載されてて重宝しました♫本体色もそちらを参考に調色してます。ただ、単色なので単調にならないようにグラデーション、ピグメント等を多用してます。

メタル履帯の処理ですが、中性洗剤で洗浄後、真鍮ブラシで磨き、バリ取りをして、繋いでいってます。メタルプライマー を吹いて履帯色を塗ってます。塗装後にペーパーや真鍮ブラシで磨く事でイイ感じの擦れ表現が出来るのが、メタル履帯のイイ所っす♫

サビ表現ですが、先ずサビ色を筆で塗り、その上にゴム系マスキングゾルを楊枝でチョンチョン乗せて、本体色を塗ります。乾いてから、マスキングゾルをピンセットで引っこ抜く様に取って行きます。そうする事で、下からサビが浮いてきて、塗膜が剥がれた表現が出来ます♫

やっぱこのアングル、カッコイイっす♫

そう言えば、製品版ってイラク兵が付いている様ですね…イラク兵も作りたかったっす。キット買っちゃおうかな…(^_^;)