製作者:森さとし

wave 1/35ラビドリードッグ

ランペイジ レジン製改造キット使用

私の大好きな装甲騎兵ボトムズの、ストライクドッグです。プラ製キットは未だタカラ製の当時物しかありません。当時、名作キットの誉れ高い評価でしたが、今の目で見てしまうと…なモンですから、決定版的なプラキット化が待たれるキットの一つです。好敵手、イプシロンの機体で、本体色が青い特別な機体…人気も相当なハズ…wave さんからラビドリードッグがプラキット化された時は、当然の様に発売される物と思ったモンですが…いつまで経っても素振りも無く、今は入手困難なランペイジのトランスキットが、数年前、幸運にも入手出来た事もあり、究極のストライクドッグを作る次第に…基本的に私は収集癖は無く、レアなキットでも、基本的には作る前提で入手するので…

製作の方向性としては、キットのギミックは生かし、足りないディテールの追加、コクピット内の造り込み、waveのキット付属フィギュアをイプシロンに改造、当時モノのデカールを使用…と言った所です。

…と、簡単そうに書いてしまいましたが、道のりは相当険しいです。(^_^;)トランスキット使用ったってバチピタで合う分けも無く…私が入手したロットが運悪く…かも知れませんが、合いが悪く、相当調整が必要でした。頭部にバイザーがハマらない、ハッチが寸足らず、スネが合いが悪い…等です。あ、アンテナも無かった…まぁ、サードパーティのトランスキットのあるあるなんですが…まぁ、上級者向けでしょうから…でも、頭部バイザーが破損してしまっても、メーカーさんに部品請求出来ました♫

ちゃんとカメラ内の塗り分けしてます♫

と言う訳で、頭部ドームを相当削り込んで、バイザーがハマる様にして、ハッチはプラ板を貼り足して整形、スネも調整、他各所調整です。アンテナは、エレキギター用巻弦を使用、左手マシンガン砲身はHiQパーツのショートバレル、リベット は全てアドラーズネスト のボルトヘッドに交換してます。

背中のバーニアもアドラーズネストのメタルバーニア に交換っす。トランスキットのバーニアが残念な感じだったので…カメラのレンズは、waveのHアイズのクリアーにガイアカラー蛍光イエローグリーンで塗装したものをはめてます。色の濃さを調整しやすいのと、質感が良いので、クリアーにしてます。

コクピットは細かく造り込んでます。タミヤ ドイツ軍小火器セット、Ⅳ号戦車装備品セット、コトブキヤ、waveのパーツ類、その他ジャンクパーツを使ってゴチャつかせます。その際、ジャンクパーツ類をある程度、使用用途を想定してデコって行きます。酸素ボンベ、消化器、計器類…などです。スケールが同じ装備品セット等は非常に便利です。とにかく、ディテールの細かさ、密度感に注力しました。

イプシロンのフィギュアは、ラビドリードッグに付属のキリコ?フィギュアを改造しました。キットのフィギュアを削り込んで、素体にして、ディテール等をタミヤ速乾エポキシパテで造形を作ってます。ヘルメットのゴーグルはキットの造形物がそのまま使えるので生かして、周りにエポキシパテを盛ってます。マスク部分は透明UVレジン を盛って削ってます。

塗装についてですが、レジン 部分はガイアカラーのマルチプライマー を吹いてサーフェイサーを吹き、表面処理後、ジャーマングレー、シルバーを下色、ガイアカラーのボトムズ カラーのブルーで塗ります。ガイアボトムズ カラーは非常に便利です♫調色の手間無く、この色‼︎と言う色があります。が、アニメに忠実な色ですが、模型作品には若干濃い?感はありますので、主要な色だけでも白を入れて明るくするとイイです。特に私の様にウォッシング、ストレーキングを多用する場合は必須です。

今回の目玉工程のマーキング。単色機体なので、是非ともマーキングはしたい…そこで、上手くなってから作ろうキットの当時物タカラ製ストライクドッグの出番っす。お宝キットだろうがイイんです。ここで成仏出来るってモンです。

しかし…デカールは明らかに死んでいる…そこで、ウチの生徒さんのえるびすさんに教えて頂いた、”デカールフィックスリキッド”なる物が大活躍っす♫

しかし、今っぽいストライクドッグも、マーキングで一気に昭和なエモい感じっす♫

いやぁ…楽しかったっす♫上手くなってから作ろうシリーズの上位だったので…でも、キット化されますよ。私が作った改造物はキット化されるジンクスが…(-.-)y-., o O