海洋堂1/6北斗の拳ケンシロウ/ラオウ 製作:森さとし

こちらのキットは、随分古いものですが、私が若かった頃から失敗しては買い直し…を繰り返し、数年前に気分転換に手を付け出して、勢いで短期間で作っちゃいました♫

そもそも、私自身、仕事では沢山の美少女フィギュアとか作って来ましたが、本来、こっち系のフィギュアの方が大好きなんです。特に北斗の拳は週刊ジャンプ誌に連載開始時から大好きだった漫画です。小中学生の頃には北斗の拳ごっこもやった位、夢中になってました。

初めてこのシリーズに手を出したのは高校生の時分だったと思います。当時、ガレージキット黎明期で、手を出してみようかと…最初は大好きなラオウから買ったのですが、レジンもソフビキットも扱い方も分からず、netなんて無い時代、模型雑誌を読み漁り、手探りでした。まぁ、失敗してゴミになりましたが…(^_^;)

何とか下処理が出来ても、次は肌色の塗装でつまづいて…模型用塗料の肌色なんて、一種類しか無い時代っす。調色しても思う様に色が出来ない…で、ゴミ箱。その次はマスキングでつまづき…気が付いたら、最初からは30年以上経ってしまって…そろそろ決着付けないと、”我が生涯に一片の悔い無し!”って言えないっすモンね…まぁ、上手くなってから作ろう♫をリアルでやって除けた感じです。

このフィギュア、横顔が超カッコイイっす♫

まぁ、気が付いたらプロモデラーになってたんですから、作らない故はないっすモンね…

こちらの横顔もカッコイイっす♫

製作に関しては、至極オーソドックスです。ソフビ キットなので、中性洗剤を入れたお湯で煮て、離型剤処理&パーツの歪み取りをして、柔らかい内に余分なバリをハサミで切り落とし、冷凍庫に入れカチンカチンなってからペーパー掛けです。ソフビ は柔らかいとペーパー掛けでささくれ立ってしまいます。で、塗装前に組む所は接着します。ソフビ 専用接着剤もありますが、瞬間接着剤で充分です。非常に強力に接着するので、要注意っす。

で、下半身には石膏を流し込みます。ソフビ は軽いので、安定して立たせるには重しが必要なので…安価で扱い易いのでイイっす♫ケンシロウの肩は繋ぎ目があるので、ラッカーパテで埋めて処理します。あと、私はラオウの腕と肩当て以外は全て接着してから塗装してます。

あ、ソフビ キット特有の隠れ気泡、素穴の処理も忘れずに…伸ばしランナーと瞬着でお手軽に出来ます。気泡に伸ばしランナーを刺して、瞬着で接着、ペーパー掛けすればOKっす♫

塗装についてですが、私はプライマー 代わりにソフビ 用カラーのクリアーをソフビ 用カラー専用シンナーで吹き付けます。あ、ソフビ 用カラーもツールウォッシュで洗浄出来ますので、エアブラシで吹いて平気っす。その後、模型用カラーを塗装出来ますので、ソフビ 用カラーを一々揃えなくても平気です。

カラーリングについては、新しい映画作品と、原哲夫先生のカラー画稿を参考に、最大公約数的な色で塗装してます。また、劇画調に陰影もキツめにしてあります。単行本の表紙絵的に、また、映画のカラーリング解釈も…と言う感じです。

基本塗装はガイアカラーです。塗膜も丈夫で顔料も上質な信頼性の高い色です♫他にはタミヤエナメルカラー、アブタイルンクの油絵具、雲母堂本舗のパール顔料などです。ちなみに下色にはガイアカラーのオキサイドレッドです。まぁ、双方、瞳が小さくて苦労しました…この歳になると、目がねぇ…(-.-;)y-~~~

フィギュア製作なんかも当模型教室のレッスンで教えてますのでどうぞ♫zoomリモートレッスン等もありますので、お気軽にお声掛けください♫

30年越しに完成出来たラオウとケンシロウ…正しく、

“我が生涯に一片の悔い無し‼︎”